6月

22

パーティースペースと男子の服装

Fがパーティーの装飾にこだわっていることにあっけに取られ、自分用のパーティー用スーツをどうするかすっかり忘れていた。
一応自分は同窓会役員会長であり、みんなの前で挨拶をしなくてはいけないのであった。Fよりも着るものに対して意識しなくてはいけなかったのではないか!
かと言って、今持っているスーツは入学式時に着用していたものだけだ。
新しいものを買うお金もない。
ということで、ネクタイとシャツだけ購入することに。
Fが横から何か言ってくるとうるさいので、一人で店に入ってくると、店員がついてきた。
決しておしゃれではないから素直に
「パーティー用にこんな感じのスーツに合うシャツとネクタイを買いたいのだけど・・・」
すると店員ニコニコしながら「お見合いパーティーですか?」
おいおい!俺はまだ一応未成年だぞ!
まあ、向こうも分かっていて聞いているのかもしれない。
童顔かと思っているのかもしれない。
だから
「いえ、同窓会です。今回幹事なので・・・」
と素直に言った。
男の場合、女子と違い、パーティースペースに応じて服装を変える必要もないしらくだ。
おしゃれな奴なら変えてくるのかもしれないけれど、僕はパーティースペースの広さに応じて衣装を替えいる必要は少なくとも男子に限ってはないと思う。
ましてや同窓会など身内の場合はそこまで見ている奴なんていないだろう。
ただ、皆半年でどの程度変わっているのかだけが少し気になる。
変わっていてほしいような、そうでないような・・・・複雑な心境だ。

6月

16

パーティースペースと女子の服装

同窓会まであと2カ月弱になってきているが、パーティースペースを確保することが無事にでき、あとは進行などを決めていくだけなので、随分と余裕が出てきた。
Fも今はパーティーでのヘアスタイルからパーティー用のワンピースを何にしようかと悩んでいるらしい。
どうでもいいじゃないか・・・・
と思うのだが、そうはいかないらしい。
父親が言っていた。
「昔テレビコマーシャルで大阪の厚化粧のおばちゃん達に「化粧が濃くなる同窓会」と夫がつぶやくシーンがあって、あのセリフは非常に世の中の夫たちに納得のいくせりふだった」

何年たっても女子の根本的な要素は変わらないのだな。
さて、第一回同窓会用のパーティースペースも無事に確保できたことだし、次は役員たちの打ち上げのパーティースペースを確保しなくてはいけないところだろうか。
少しはパーティースペースの決め方などについて分かってきているつもりだ。
長時間居座っていたいのか、2次会、3次会と流れていきたいのかでパーティースペースを確保するお店は変わってくる。
今度はその辺について役員全員に一斉メールを送らなければならない。
ああ、携帯の普及した時代に生まれて良かった。
これが一人ひとりへ家電するとなると、大変なことだったろうな。
「それがまたいい思い出になるんだ」と父親は言うが、Fの家になんて電話今までしたことないぞ。
つくづくいい時代に生まれたと感謝したくなる。

6月

3

スペースと御洒落

同窓会役員同士で何回も集まっているうちに、同じ大学に進学していてちょくちょく顔を合わせたりしているものだから、いつの間にか副会長と付き合うことになった。
これも役員冥利に尽きるというものだろうか。
同窓会と言っても卒業から半年しか経過していないというのに、オンナというものは化けるもので、卒業アルバムの面影がほとんどなくなっている役員副会長のF。
Fは今、8月の同窓会でどのようなヘアスタイルにしようかと雑誌のパーティーの髪型特集のチェックに余念がないようだ。
女子というのは、パーティーで着飾ることに余念のない生き物なのだ。
そんなにしなくても十分にカワイイと思うのは付き合いだして間もない僕のひいき目から来ているのだろうか。
ただ、Fは他の女子よりも着飾るという点では有利なのだとか。
なんでもパーティーアクセサリーなどパーティーでの装飾品や服装はパーティースペースとも大きく関係があるらしく、パーティースペースが広ければそれだけ大きなもので飾っていてもいいのだが、パーティースペースが狭いと華美なものは避けた方がいいのだとか。
これが大人のたしなみという奴なのだろうか。
パーティースペースの下見に一緒に言っているFは、そういった点でどの程度のアクセサリーを身につけてもいいのかが分かるからいいと喜んでいる。
それにしても、女性雑誌にはパーティー絡みのファッション情報が満載だ。
合コンで好きのないファッションで来るのも納得できるというものだ。