同窓会のパーティー会場の確保に成功し、ほっとしたのもつかの間、今はどのような料理がいいかとホテル側からの提案を待っている状態である。
招待状の送付は他の役員に一任してあるからいいのだが、パーティースペースにかかわることは僕が責任者であるからして、やらなくてはいけないことが山ほどある
・・・・・ような気がする。
まずは同窓会ということから、料理が出てきてから随分と時間が経過しても美味しいものを頼まなくてはならない。
フルメイクで来るであろう女子のことを考えて、一口で食べきれるものを選ばなくてはならない。
この辺がまだ10代の肉食男子には厳しい。
出来ることなら、中華の立食にしたい程だ。
だが同窓会副会長の女子が首を縦に振らないだろう。
パーティースペースについて相談したホテルの担当者は、去年の先輩の時のことを覚えていて下さったようで、高校名と参加人数を言っただけで、どの程度のパーティースペースが適しているか即座に会といしてくれた。
出来る人だ。
僕も将来はあのようにできる社会人になりたいものだ。
同窓会のパーティースペースの確保とサークル活動に翻弄されながらも一人前のことを考えている僕が青臭く感じた。
サークルだってパーティースペースについて悩まなくてはいけないことがある。
それは、新歓コンパだ。
新入生を確保すべく、各サークルが入学式から5月にかけて校門前でビラを良く配っている。
新歓といえど、新乳清からしっかり会費を請求するところが新入社員の歓迎会と違うところだろうか。
どの程度参加してくれるか分からないのにヤマを張ってパーティー会場を選ばなくてはならないのが幹事の大変なところ。
学生だからして、赤字は許されないのだ。
お互い頑張ろうぜと新歓コンパの感じにひそかにエールを送るぼくなのだった。
とりあえずは150人の参加者と料理をさばけそうなパーティースペースを確保すべく駅から近いホテルに連絡をとってみるのだが、やはりどこも結婚披露宴で既に予約が入っていて確保が難しい。
正月まで同窓会を伸ばしてもらうしかないのか・・・・・。
などと焦りを感じていたところ、学校サイドと連絡が取れ、学校長は参加できないが、教頭が代理で出席可能ということで、盆休みに開催することに。
さすがに盆休みに結婚披露宴をするところはないだろう。
また、盆休みは先勝だからどこか空いているはずだ。
ということで、もう一度最初に連絡していたホテルにパーティースペース無いかと連絡を入れてみると、見事に同窓会に利用だけのスペースのある宴会場がすべて空いていた。
やはり披露宴でないパーティーをホテルで行うなら大安は避けた方が賢明だな。
でなかったら、1年前くらいに予約を入れておくべきだ。
このホテルは老舗であり、また料理もうまいことからも結婚披露宴などに利用される人気が高いのだ。
同窓会の様なパーティースペースとして利用するのにこれほど的していることはないだろう。
いくら卒業したからと言っても、先生のいる同窓会の席で酒を浴びるように飲むことはできない。
従って皆どうしても料理に目が行くのだ。
美味しい料理がないと盛り上がらないのだ。
そういった意味でも、ここのホテルが同窓会のパーティースペースに適しているのだと29期の同窓会役員会長が教えてくれたのを思い出した。